• 益曼中醫登上日本健康網站~專訪主題~更年期保健

    日本專訪
    代謝の減退を日々感じる40代女子、気になるのは更年期。大変そうな更年期障害が心配になって、台北の漢方医の先生に一から教えてもらいました。中医学では、更年期は「気」の減少が原因で、ポイントは「腎」の養生。

    「更年期」ってなんだかすごく大変そう

    肌のハリが減る、ちょっとした傷がすぐに治らない…。40代に入り、代謝が落ちてきていることを感じ始めた私。同時に気になり始めたのが「更年期障害」のことでした。身近な同世代からはまだ実体験を聞いたことはないものの、のぼせ・動悸・不眠・精神状態が不安定になるとか、なんだかすごく大変そう…。
    日本でも、更年期には漢方薬がいいという話をよく聞きます。という訳で、いつもお世話になっている台湾の先生に、話を聞いてみることにしました。
    とはいえ、通常の診療中にはじっくり話が聞けないので、診療時間後にカフェでインタビューさせてもらうことに。たまたま、この漢方クリニックの近くに知人の経営するカフェがあったので、そこで待ち合わせることにしました。
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    ▲手作りパンとスイーツが絶品、知人経営のカフェ「Ivi Bread」(台北市)

    中医学では、更年期障害は腎の精気の減少がもたらすもの

    以前にもこの連載に登場した、台北市にある「益曼中醫診所」の林美棣(リン・メイディ)院長。英語名はメロディさんなので、私は親しみを込めて「メロディ美女先生」と呼んでいます。
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    ▲クリニック公式サイトの院長紹介。美人!
    気さくでとても話しやすい先生なので、素人の素朴な質問もどんどん聞けちゃいます。
    まずは、一番の基本からいっちゃいましょう。
    私:まず、中医学では、「更年期」をどのように見ているのですか?
    メロディ先生:
    女性の体内の「気(チー)」は、40歳ごろから、人によっては35歳ごろから自然に減少していきます。中医学の理論では、「気」が減少することによって、45歳~55歳で閉経が訪れると考えられています。
    「気」の減少に伴い、体の代謝も低下していき、耳鳴り・肌の乾燥・のぼせなど数々の不調が起こってきます。
    ちなみに、この時期に起こる「のぼせ」は、夏に起こる「中暑(暑さによるのぼせ)」とはしくみが異なります。更年期の「のぼせ」は体の内部のバランスが崩れて熱を発するもので、「中暑」は外部からの熱気に影響を受けるものです。
    私:じゃあ、更年期の不快な症状を和らげるには「気」を増やすことが必要なんですね。
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    「気」の原料「精気」を蓄える「腎」が、更年期ケアのポイント

    西洋医学では女性ホルモンの減少によって起こるといわれる更年期障害、中医学では「気」の減少として説明します。
    「気(チー)」は、体の構成や生命活動を維持し、体を健康に保つ力・エネルギーです。具体的には、①臓器の働きを促進する、②体をあたためる、③体内の液体(「血」や「水」)の漏出を防ぐ、④病気をもたらす邪気の侵入を防ぐ、⑤新陳代謝を促すなどの作用を持っています。
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    ▲体をめぐる「気・血・水」
    そして、「気」は「精気」から作られます。「精気」には、生まれた時から持っている先天的な精気と、飲食物や呼吸から作られる後天的な精気があり、これらの精気は、「五臓」(肝・心・脾・肺・腎)の「腎(じん)」に蓄えられています
    中医学でいう「腎」は、西洋医学の「腎臓」とはかなり位置づけが違っていて、人の生命の根幹を支える大事な機能をもっているとされます。
    「腎」の働きが衰え「腎の精気」が減っていくと、体の老化現象(白髪など)が現れたり、更年期の体調不調が起きたりするんですね。
    (白髪のメカニズムについては連載第48回で紹介)
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    ▲五臓。それぞれに対応する「腑」に「三焦」を加えたのが「六腑」で、合わせて「五臓六腑」という
    メロディ先生:
    ですから、アンチエイジングや更年期対策に一番重要な「五臓」は「腎」。「腎」に良い食材をとることを意識した方がいいですね。
    ここでメロディ先生が真っ先に挙げてくれた「腎」に良い食材は、
    ・黒豆
    ・百合(ユリ根)
    ・レバー
    ・ホウレン草
    ・牛乳

    などでした。
    そして、もうひとつ大事なのは、「生活のリズムを整えること」。うわ、耳が痛い。
    規則正しい生活の中で、体に良い習慣をきちんと続けることが本当に大事なんだそうです。
    実は、メロディ先生のクリニックは、月~金が11時~21時、土日が11時~17時。
    なんと、独立開業以来、週休0日なんですよ!
    でも、つやつや元気美人のメロディ先生。どうしたらそんなこと可能なの?!
    というわけで、「大人女子の更年期準備講座」、来週は「生活編」をお届けします。

     

    編集:プサラ研究所

     

  • 日本健康網站專訪~女性更年期日常保養~台湾で聞いた、「大人女子の更年期準備講座」~生活編~

    3年間休日ゼロで元気に仕事をしている漢方(中医学)の林(リン)先生。規則正しくバランスがとれた生活をきちんと続けることが何よりの秘訣だそう。私も、冷たい物を減らし、食べ物のバランスを意識したら、体調の変化を実感しました。

    3年間休みなしでも健康的に生活できている先生

    最近お世話になっている、台北市「益曼中醫診所」の中医師・林美棣(リン・メイディ)院長。英語名はメロディ先生。台湾に行くたびに色々教えてもらっています。
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    ▲「益曼中醫診所」にて

    若くて可愛らしい先生ですが、中国の中医学大学・大学院で博士号まで取り、その後台湾のいくつもの中医病院で経験を積んでから独立開業しているので、その腕は確かです。
    私:前から気になってたんですけど、先生のクリニックって月~金が11時~21時、土日が11時~17時ですよね。
    メロディ先生:そうよ。
    私:数名の先生が交代で診療してるんですか?
    メロディ先生:ううん、全部私。
    私:ええっ?!ということは…
    メロディ先生:開業してから3年くらい毎日仕事してる。
    私:えええええ!一日も休みなしですか?!
    メロディ先生:お正月とかはちゃんと休んでるわよ~。
    私:いやいやいや、それにしても…
    なんと、独立開業以来、週休0日なんですよ!そんなこと可能なの?
    大病はしないものの、年に数回は絶対風邪とかで寝込む私には信じがたい発言。

    健康維持に大切なのは、一にも二にも規則正しい生活!

    一体どんなことをしたら、何年間も毎日元気に活動できる体調を維持できるんでしょう?
    メロディ先生の答えは、
    ・毎日必ず12時前に寝てしっかり睡眠をとること。
    ・バランスが良く、体調に合った食事をとること。
    ・体調の変化に注意して、上手に中薬(漢方薬)を使うこと。
    ・歩くなど、日常の中でできる運動を無理なくすること。
    拍子抜けするくらい単純です。
    でも、「規則正しくバランスのとれた生活」を続けることって実はすごく大変。当たり前のことを、本当にきちんと実践し続けているんですね。
    健康に一番大事なのは「節制」ということで、私は非常に耳が痛いです。
    そこに、中医学の医師として、季節や体調に合った食材や、「未病(本格的な病気になる前の段階)」に対応できる診察力と知識があるのですから、最強ですよ。私もちょっとずつ勉強しよう!と心から思いました。
    そうやって日頃からきちんと体調管理することが、更年期障害を軽減するための大事な準備にもなるそうです。
    とはいえ、一日の大部分を診察に費やすメロディ先生、自由時間はそんなに多くなさそう。遊びに行ったり、時にはハメを外してグルメ三昧をしたりしたくなりませんか?
    メロディ先生:思わないこともないけど、私はこの仕事が天職だと思っているし、患者さんが良くなって「ありがとう」って言われることが何よりも嬉しいから、今の生活にはとても満足しているわ。
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    ▲「益曼中醫」独自処方の漢方サプリとメロディ先生。毎日飲み続けることで「気」を増やし、体調を整えることができるそう。私も飲んでます

    私が台湾で知った、健康生活に大事な小さなポイント

    台湾のおかげで、健康に対する認識が大きく変わった私。まだまだ理想的な生活習慣にはほど遠いけれど、実践してみて「あ、これはいいかも」と感じたことはいくつかあります。(あくまで個人の感想です。)
    (1)朝一番のぬるま湯で、内臓のリズム調整
    シャキッとするために飲んでいた、寝起き直後の冷たい飲み物(水や野菜ジュースなど)、やめました。その代わりに飲んでいるのは「ぬるま湯」です。
    一日の中で、睡眠中から目覚めまでは、体温が最も低くなっている時間帯。起床後、体が活動を始める後押しになるのは、温かいものなんだなあと実感しています。
    あくまで個人的な経験ですが、今までは毎日整腸剤を飲んでいたのが、「朝のぬるま湯」を始めたら、お通じがとても順調になり、整腸剤はいらなくなってしまいました。
    (2)やっぱり、冷たい飲食物はひかえめがいいみたい
    生理中はもちろん、普段の生活の中でも冷たいものの摂り過ぎに気をつけるようにしたら、結構調子がいい感じです。アイスクリームなども食べてはいますが、食べる前に「これくらい冷たい物を食べても大丈夫かな?」と体の状態を気にするようになりました。体が十分温まっていたらOK、ちょっと冷えてる感じがしたらやめています。
    (3)中医的な食事のバランス、なかなか道理にかなってる
    中医学では、摂るべき食物の栄養バランスについて、こんな説があるそうです。(諸説あり)
    穀物=約63%
    野菜・海藻(繊維質)=約25%
    肉・硬い物(種子類など)=約12%
    これ、人間の歯の数から導き出されたもの。人間の歯の内訳は、臼歯20本、門歯8本、犬歯4本。だから、それぞれの歯に合った食べ物をその割合で食べるべきだというんですね。なるほど!
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    ▲猫は肉を食べるための歯がいっぱい
    穀物(炭水化物)が65%はすごく多い感じがしますが、古代人は現代人よりずっと運動量が多かったはずなので、それだけエネルギー源が必要だったんじゃないでしょうか。(江戸時代の日本人の食事も、ごはんは超山盛り・おかずは少しでした)
    なので、交通機関の発達した現代に生きる私は、炭水化物は多少減らすとして、肉類よりも野菜を多めに、を今まで以上に意識するようになりました。
    中医では、穀物(炭水化物)は「気」の生成にとても大事な栄養です。全般的に、一種類の食品だけをやたら食べるとか、何かを全部やめるとか、極端なことは体にも負担になる気がします。やっぱりバランスが大事!
    (4)規則的な生活…がんばります
    そして、一番肝心な「規則的な生活」ですが、私は全然できていません。寝る時間もまちまちだし、食事も一日3食だったり、2食だったり。仕事の忙しさを言い訳にしないで、ちゃんと毎日を同じサイクルで過ごす(+季節に合わせて微調整する)ことを、これからの健康生活に向けた大きな目標にしたいと思っています。
    健康で元気でいるためには、体のことを気にしてあげて、規則正しく・バランス良く。
    特効薬を探すよりも、自分が日々きちんと節制することが、まずは何よりも大事なんだなあと思いました。道は遠そうですが、がんばります。
    日本專訪
    ▲まだまだ先生にはお世話になる予定!
    編集:プサラ研究所

     

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